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飛散防止フィルム

上質PETフィルム+紫外線吸収剤のみを使用し、透明度+機能を追及したフィルム

私達の日常生活において、窓ガラスは必要不可欠な存在であると同時に、私達に危険 を及ぼす存在であると言っても過言ではありません。ガラスは大きな衝撃を加えられたり、その形を歪められたりすると「ガラスが割れて飛散してしまう」という問題があります。「割れる」という事は、その破片により、怪我をされてしまう事につながり、大きな危険を伴います。

有害物質を含まない接着層(JIS A6921)

高気密・高断熱の住宅、マンションなどの建築物が増え、現在は昔の住宅のような自然換気が行われない傾向にあります。
このことから、ホルムアルデヒドなどが原因で起こるシックハウス症候群は住宅の高気密化が進むにつれて問題となってきました。
しかし、ホルムアルデヒドなど有害物質に対する過敏症は「個人差」が大きく、これで大丈夫といった基準値を出すことができません。

ウィンドウフィルムには、ガラスにフィルムを貼り付ける為の「接着層コート」が施されており、その接着層は必ず室内側に位置することになります。 このことから、ソーラーガード/アーマーコートフィルムに使用される接着層と有害物質の関係をJIS規格に規定される実験によって検証し、この結果は以下の通りとなります。

ホルムアルデヒド放散量試験(JIS A6921)

[試験方法]
 
JIS A6921に従い15×20cm及び15×40cmの試験体を2組採取し、試験を行った。
 なお、試験体の保管場所の温度は20℃、湿度は60%である。
試験体組番号 測定値 平均値 バックグラウンド値 定量下限
1 不検出 不検出 不検出
2 不検出
[備考] JIS A6921におけるホルムアルデヒド放散量の規定値は、0.2mg/ℓ以下であり、等級はF★★★★である。

 

飛散防止フィルムの性能試験(JIS A 5759)


JIS A5759 ショットバック試験

JIS A5759 層間変位破壊試験
飛散防止フィルムの性能は、日本工業規格「JIS A 5759(建築窓ガラス用フィルム)」で定められる規格値に基づいて実験され、ガラスに人や物が当たった場合や地震などによって窓枠が変形した場合などの試験項目があり、その値が示す性能は下記内容となります。





試験項目 規格値 JIS規格
物理的特性 引張強さ 4.1 Kgf / 10 mm 幅以上 A 5759 6.4
伸び 60%以上
接着強度 0.16 Kgf / 10 mm 幅以上
飛散防止機能

衝撃破壊試験

(ショットバック試験)

飛散したガラスの大きな破片を10個選び出し、

その総重量が80g以下であり、

かつ、落下した1片の質量が55g以下であること。

A 5759 6.61
(A法)
接着強度

(D1) 95%以上

(D2) 85%以上

A 5759 6.62
(B法)

A法:衝撃破壊試験 人や物がガラス面に衝突した場合の飛散防止性能試験

B法:層間変位破壊試験 地震などで窓枠が変形し、ガラスが歪んだ場合の飛散防止性能試験

 

 

ガラスを用いた開口部の安全設計指針

ガラス開口部や出入り口など、ガラスへの衝突事故が多発することから、昭和61年5月31日付建設省住指発第116号及び、建築関係団体宛(同日付建設省住指発第117号)にて、建築物に設けられるガラス開口部への人体衝突破壊によって人体が受ける重大な傷害を防止することを目的とする「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」が通達されています。

(平成3年4月に改訂版通達)

近年、地震や人体衝突によって発生する「窓ガラス飛散による受傷事故」を防止する対策として、アーマーコート飛散防止フィルムは多くの企業や工場などに採用されています。
飛散防止性能はJIS規格(A 5759 A法:B法)によって証明され、近年では下記資料に該当する多くの施設に採用され、直接的なガラスからの受傷防止や避難経路確保などの対策を行われるようになりました。


適用対象とする建築物の用途

 

適用対象 傷害発生の頻度 傷害の程度 建築物の公共性

安全設計が

求められるもの

(A)集会場等のロビー等

(B)百貨店、展示場等の

通路、休憩所等

不特定多数、特に多数の少年が

利用するときに傷害事故が

起こりやすい。

大寸法のガラスが多く、

重傷となりやすい。

不特定多数が利用する

建築物である。

(C)学校、体育館等

幼児、少年が常時利用するので

最も事故の頻度が高い。

幼児、少年が活発に行動

する建築物であるから、

重傷になりやすい。

不特定多数が利用する

建築物である。

(D)浴室等 転倒事故が起こりやすい。

裸であるので危険性が

高い。

公共浴場では

不特定者が利用する。

安全設計が

望ましいもの

(A)事務所、店舗等の

玄関周り等

大寸法のガラスが多く、

重傷となりやすい。

(B)病院、ホテル、

共住宅等の共用部分

大寸法のガラスでは

重傷となりやすい。

公共性あり
(C)病院、養老院等の居室 転倒のおそれあり。 公共性あり

(D)住宅、共同住宅、

ホテル等の居室

幼児の事故が多い。

大寸法のガラスでは

重傷となりやすい。

衝突の種類別、年齢別の標準衝突力

 

年齢 幼児
(6歳以下)
小・中学生
(7歳~15歳)
成人
(16歳以上)
衝突の種類 歩行・走行 30cm 75cm (30cm) 注1 120cm (75cm) 注1
動態から転倒 30cm 120cm 230cm
静態から転倒 30cm 750cm 75cm
注1:( )内の数値は、「通路が狭い時」の値を指す。

 

建築物の用途別、年齢別の標準衝突力(45kgショットバックの落下高さ)

 

開口部

出入口及び

その隣接部(注2)

その他の開口部

安全設計が

求められるもの

(A)集会場等のロビー等

(B)百貨店、展示場等の通路、休憩所等

120cm
75cm
(C)学校、体育館等
幼稚園等
30cm
30cm
小中高等学校等
120cm
120cm
(D)浴室等
75cm
75cm

安全設計が

望ましいもの

(A)事務所、店舗等の玄関周り等
120cm
75cm
(B)病院、ホテル、共同住宅等の共用部分
(C)病院、養老院等の居室
75cm
75cm
(D)住宅、共同住宅、ホテル等の居室
30cm
30cm
注2:「出入口の隣接部」とは、出入口に隣接する部分のことで、居住専用部分にあっては出入口から30cm未満、その他の部分にあっては出入口から120cm未満の範囲にある部分とする。

 

製品ラインナップ

2MIL CLEAR